轍(わだち)

これまでの足跡や日々の感じたことを紹介していきます

K子さんへの辛い報告が待っていた!

前回の記事はこちら>>>いざ志望大学の合格発表~結果は如何に!~

合格発表の日から5日目、T教の本部から帰って来た翌日のことです。

さすがにK子さんへ連絡しないわけにもいかないと思い、意を決して我が家の黒電話のダイヤルを回しました。

当時はプッシュ式の電話ではなく、ダイヤル式でして、気持ちも重かったものですから、いつも以上に重いダイヤルをゆっくりと1回1回、丁寧に回していきました。

 

そして、電話の向こうで呼び出し音が1回鳴ったと思ったら、受話器を取る音と同時に「もしもし!」と、いきなりK子さんの声が聞こえてきました。

私は、びっくりするも「あ!もしもし!K子さん!」と呼びかけると「ハイ!」と安堵したような声がしたのですが、その後、お互いに何を言っていいのか分からず、しばし、無言の気まずい時間が流れました。

 

それでも、私は、まずは謝罪をしなければと思い、連絡しなかったことをK子さんに謝りました。そして、今後の進路などについて報告をしました。

K子さんは、私からの大学受験の合否の連絡を受けなくても、当時は、新聞で合格者名の発表があったものですから、当然、翌日には結果は知っているわけでして、私からの連絡を今か今かと待っていたようでした。

本当に申し訳ないことをしたなと反省しています。

 

そんなこんなで、新天地への旅立ちまでに一度会って話をしようということになり、とりあえずその日は電話を切ったのでした。

黒電話

つづきはこちら>>>駅のホームでK子さんと別れのあいさつ?