轍(わだち)

これまでの足跡や日々の感じたことを紹介していきます

K子さんと再会を果たすも歯車が狂いだす

予備校時代の続きです。

【前回の記事はコチラ>>>駅のホームでK子さんと別れのあいさつ?

K子さんからの突然の電話に大喜び

下宿先の1階の玄関横にピンクの電話が置いてありました。

私たち下宿生のために大家さんが設置しているもので、携帯電話のない時代、10円玉を握っては実家などへ電話をしていました.

当然、ピンク電話にも電話番号がありましたので、両親のほか、K子さんへもO子さんを通じて番号を教えていました。

 

4月も後半に入ったある日の夕方、大家さんから電話がかかっている旨、呼び出しがありました。

また親からかなと思いながら1階に降りていき、早速ピンク電話の受話器を取ると、なんと、K子さんからの電話ではないですか。

 

私は、うれしくて舞い上がってしまい、何を話したのかよく覚えていません。

それでもK子さんは、寮生活をしていて、私の下宿先と同じように、ピンク電話が1台置かれているのですが、学生さんが多いものですから、順番待ちをしないと電話がかけられないようでした。

そのため、色々と話したい事が山ほどあったのですが、後ろには寮生が並んでいるとのこと。

私の下宿先にO子さんと一緒に行きたいとのことでしたので、早速、次の日曜日に会う約束をして電話を切りました。

 

再会後初デートは友達同伴

電話を切った後は、もう、天にも昇るような気持ちでして、勉強も手に着かないほどで、日曜日になるのを今か今かと待ちわびていました。

そしていよいよ、K子さんとの再会の日になりました。

 

午後の待ち合わせの時間が近づいたので、私の下宿先の近くの駅まで迎えに行きます。そして、まだかまだかと待っていると、「カン!カン!カン!」と遮断機の警告音の向こうに、勢いよく近づいて来る電車が見えてきました。

そして改札口の前で待っていると、向こうからK子さんとO子さんが手を振りながらやってきまして、ほぼ1か月ぶりの再会を果たすことができました。

 

なお、私の下宿先は、女性禁制と大家さんから聞いていましたが、1階の玄関口の部屋を使っていいとの了解を得ていました。

ただ、せっかく来てもらったものですから、2階の部屋も見てもらおうと、私の部屋に案内しましたが、さすがに長居はできません。ほどなく、1階へと降りていくのでした。

【やはり受験生用の下宿ということなので、規律を守る必要がありました】

 

この後、私とK君、K子さん、O子さんの4人で近くの公園へ行って夕方の帰る時間までしゃべっていましたので、結局、二人で今後の話など、話す機会もなく、再開後の集団デートが終了するのでした。

再会後のデート?

【次回はこちら>>>その後のデートも友達同伴?