轍(わだち)

これまでの足跡や日々の感じたことを紹介していきます

初めての職場に訪問!

はじめての勤務先での打ち合わせの日がやってきました。

背広にビシッと着替えて、電車に乗って教えてもらった事務所へと向かいました。

 

そこは、駅から歩いて5分ほどのところで、古びた3階建ての建物ではありましたが、繁華街のど真ん中で、目の前には商業施設もあるなど、とても立地条件がいいところでした。

私が勤務する事務所は、2階にありまして、テクテクと階段を上り、事務所の入り口のドアをノックして中に入ったのですが、なんということでしょうか。

街中の事務所でありながら、中には作業服を着たおっさんたちが数人、席に座って黙々と煙草をモクモクしながら仕事をしている光景が目に飛び込んできました。

 

ほどなく、作業着を着たおっさんの中でも一番若そうな人(Tさん)が私に近づいて来て「○○君?」とデカい声で聴いてくるものですから、思わず大きな声で「ハイ!」と答えるのでした。

 

その後、応接室へ案内され、Tさんと係長さんと思しきおじさん(Mさん)から、私の所属の係や仕事の内容、席の位置などの説明を受けました。

Tさんは私と同じ係の先輩でして、私が担当する仕事は特になく、1年間は色々な先輩について勉強するようにとの話がありました。

まあ、後で考えるとこれがそもそもの間違いでして、数か月間、悶々とした日々を過ごすのでした。