バスケットボールで我がチームが地区優勝を決めた後、ほどなく、バレーボールの決勝が同じ体育館のコートで行われることになっていました。
私は、同じバスケットボール部の部員と一緒に、体育館の2階の手すり越しに試合開始を待っている時のことです。
なんと、向こうから吹奏楽部の女子生徒たちが応援に駆けつけてきまして、我々バスケットボール部員たちから4、5m程のところまでやってきました。
何気に見ると、その中に修学旅行で私がふられたR子さんが友達と一緒にいるではないですか。
私は、知らないフリをしながら試合の始まるのを待っていたのですが、何やらR子さんたちに不穏な動きが。。。
なんとなんと、R子さんの友達が私がいるのを見つけると、R子さんの背中を押して私に近づけようとしているのでした。
R子さんは、少し恥ずかしそうにしながらも、チラッ!チラッ!っと私を見ているように思ったものですから、どう対処していいのか分からず、ずっと知らないフリをするのでした。
結局R子さんとは、3年生の時も別のクラスだったので、普段顔を合わせることはありませんでした。
でも、たまに廊下などですれ違うと、私をチラっと見ているように(勝手に?)感じていたものですから、フラれたはずが、私は気持ちの整理がつかないまま、時間だけが過ぎていくのでした。