轍(わだち)

これまでの足跡や日々の感じたことを紹介していきます

自転車通学の思い出あれこれ

高校生活の3年間、自転車通学では色々なことかありましたので、いくつか紹介したいと思います。

通学の友、いつも寝坊して遅刻寸前で登校し、汗だくになる

私の通学途中に、友達のY君の家がありました。

高校生の3年間、いつも一緒に登校していたのですが、このY君、いつも寝坊するものですから、必ず4、5分ほど待たされるわけです。

もともと、時間に余裕をもって我が家を出ているわけでもないので、Y君の家を出発する時は、「まずい、遅れてしまう!」と思いながら、必死に自転車のペダルを漕いで学校へ向かっていました。

そのため、学校の駐輪場に着く頃は、いつも汗だくで、そのまま教室へと駆け込むのでありました。

 

通学中、ウルトラCのコケ方をする

ある日の朝の通学路でのできごとです。その日は、時間に余裕のある日でして、学校まで1km付近まで近づいた時でした。

自転車での走行中は飛ばされないように帽子をハンドルの前に引っ掛けて運転していまして、学校が近づくころに帽子を取って被るということを毎日していたわけです。

その日も、いつものように帽子を取ろうと右手を伸ばしたのですが、その瞬間、訳の分からないことが起こってしまいました。

なんと、さっきまで自転車に乗っていたと思ったら、なぜか駆け足で走っているではないですか。

何が起こったのか分からないまま、振り返ると、自転車が道路に倒れていまして、後ろから来ていたY君もあっけにとられた顔をしていました。

 

Y君に聞いてみると、私の自転車がいきなり前のめりになって前方に一回転したようでしたが、私は、何事もなく、そのまま道路を走っていたというのです。

そうなんです。私が右手で帽子を取ろうとした際、誤ってハンドルに手が当たったせいで、ハンドルがいきなり90°回転して真横になったため、自転車が前方に一回転したことがわかりました。

わたしはというと、自転車が前へ回転する瞬間、足をついて走り出していたものですから、ケガをすることもなく、道路を走っていたのでした。

 

今考えても大けがをしなくてよかったなと思いますが、二度とできない芸当だったのではないでしょうか。

 

雪は自転車通学にはつらいよ

私の家と学校の間には小高い山がありまして、毎回、自転車で山越えをしなければいけませんでした。

そのため、冬になると道路が凍ってしまうので、自転車での走行も注意が必要になります。

ある冬の日です。その日は、前日からの雪で、辺りは一面真っ白になっていました。それでも道路は車が走行しますので、自転車でもなんとか走れる状態だったものですから、いつものようにY君を誘って学校へと向かって行きました。

そして、難関の峠付近にやってきました。

 

登りは何も問題なく走ることができましたが、下りの道路で大変なことが起きてしまいました。

そうなんです。下りの途中に架かっている橋の上が凍っていたため、私の自転車が滑って倒れてしまい、私もコケて4、5mほど、カバンは10mほど橋の上を滑っていくではないですか。

まあ、ちょうど、車が近くを走っていなかったので、打ち身程度で済みましたが、車がいたらひかれていたかもしれないと思うと、ぞっとしてしまいました。

自転車通学