轍(わだち)

これまでの足跡や日々の感じたことを紹介していきます

マージャンで大家さんに叱られる冤罪事件が発生

以前の記事【新しい下宿先で生活が一変する②】で紹介しましたが

4月の新年度が始まっても

夜はどこかで麻雀大会が開催されます。

 

ただ、すでにその頃の私は

麻雀もしっかりと覚え

時々は友達の下宿先で麻雀をするようになっていました。

 

そんな5月のある日のことです。

私の前のアパートのどこかの部屋で

麻雀大会が朝まで開催されました。

私は、いつものジャラジャラが始まったなと思って

何も気にせずに12時頃に寝たのですが

電気を消し忘れて寝てしまいました。

 

そして次の日の夕方のことです。

私の麻雀仲間のH君たちが

「麻雀しよう!」と言って

私の下宿先にやってきました。

私も、ここ1週間ほどしていなかったものですから

二つ返事で「やろう!やろう!」と言って

早速みんなで「ジャラジャラ」と麻雀を始めました。

 

そして、半チャンが終わろうとしたその時のことです。

私の部屋のドアがいきなり開いて

「やめないか!」の怒鳴り声とともに

大家さんが入ってきました。

そして

「昨日も今日も、麻雀ばかりして、いい加減にしなさい!」

と言うではないですか。

 

それを聞いた時、私たちは

みんな口が「ポカーン!」となってしまいました。

 

私は、正直に

「昨日は(麻雀を)してませんが?」と言うと

大家さんも「???」となって

お互い顔を見合わせたまま

気まずい雰囲気になってしまいました。

それでも大家さんは

「とにかく苦情が来ているので、今日は(麻雀を)やめなさい!」

と言って静かに去っていきました。

 

結局、この日の麻雀大会は中止になってしまいました。

後で考えると

昨晩、私が電気をつけたまま寝ていたものですから

私の部屋で徹夜マージャンが行われていたと勘違いされていたようで

とんだとばっちりを受けてしまいました。

 

それ以来

私の部屋で麻雀大会をすることがなくなりました。

これはこれで良かったのかと思っていますが

その後も、どこかの部屋で

今日も「ジャラジャラ」とパイの音が鳴り響くのでした。

麻雀大会