轍(わだち)

これまでの足跡や日々の感じたことを紹介していきます

生命保険のおばちゃん①

あめやガムがいっぱい

私が就職した当時は、「○○のおばちゃん自転車でタララ~♪」というCMが流行っていました。

当然、インターネットもない時代でしたので、保険に関する情報は一切なかったものですから、皆さん、保険屋のおばちゃんのセールスに乗って契約をしていました。

 

なので、昼休みになると色々な保険のおばちゃん達がやってきては、ガムやあめ玉やお菓子を置いて行きますので、休憩時間のおやつには事欠きませんでした。

 

中でもS生命のおばちゃんのT子さんは、私の職場ではお得意さんだったようで、執務時間中にもやってきては、タバコを吸いながら私の上司と話し込んでいました。

当然、私も新採職員で保険にも入っていませんでしたので、色々な保険屋さんのおばちゃんから勧誘を受けていました。

でも、T子さんだけは、いつも「まだ保険に入るのは早すぎる。結婚する時で構わないので、その時は私に言ってね!」と言ってはあめ玉を置いて行くのでした。