幼稚園は小学校に入る前の1年だけ行きました。
記憶に残っている事柄は少ないのですが
中でも昼寝の時間の出来事は今でも鮮明に覚えています。
通常、どこでもお同じだと思いますが
午後に昼寝の時間がありました。
その日も、いつものように、同じ組のみんなが
畳の部屋(だったと思います)に雑魚寝の状態で昼寝をしていました。
最初は、友達とふざけあったり、話に夢中の園児たちも目をつぶっていると、スヤスヤと眠ってしまい、静かになっていきます。
私も寝ようと目をつぶっていたのですが
その日は中々寝ることができなく
片目を開けて周囲の様子を眺めていました。
担任の先生(女性でメガネをかけていました)は、目を開けている園児に
「目をつぶって寝ましょう」と言いながら
園児たちが寝ている間をぬうように歩いていきます。
そして、私が横になっている方へ向かって先生が近づいてきたものですから
急いで目をつぶって寝たふりをして、先生が通り過ぎるのを待っていました。
少し時間が経って教室が静かになったので
もう先生は近くにいないなと思って、上を向いたまま目を開けたところ
今まで見たことのない光景が私の目の前に飛び込んできました。
そうなんです。
ちょうど先生が私の顔の上を歩いているところだったのです。
今でも、その時の白い〇〇〇が目に焼き付いています。