幼稚園では給食がありました。
メニューはあまり覚えていないのですが、牛乳の代わりに脱脂粉乳が出ていました。
実を言うと、戦後の食糧難の時代にアメリカからの支援物資として日本に入ってきました。
給食にも1946年から取り入れられたということで、当然、私が幼稚園時代の1960年代にも給食に脱脂粉乳がありました。
よく、「まずくて飲めなかった」という意見を聞きますが、私は、薬っぽいような味が好きで、結構おいしかったという印象があります。
というのも、私はヤギの乳で育ったと聞いています。
母が産後の肥立ちが悪く寝たきりだったものですから、家で飼っていたヤギの乳を飲んでいた(飲まされていた)そうで、おかげですくすくと育ったようです。
こちら(ヤギの乳)の味は覚えていないのですが、牛乳の方が断然おいしいと言われていますので、それと比べて脱脂粉乳の方がおいしいと感じたのではないかと思っています。
今でも、「脱脂粉乳」と聞くと、薬臭い感覚を思い出して、懐かしい気持ちになります。
でも、牛乳の方がおいしいですよ。