昨日、今日と大学共通テストが行われています。
受験生の皆さん、頑張ってください!応援しています。
私の時代は、大学共通テストのことを共通一次試験と呼んでいました。
試験会場は近くの大学でしたが、田舎なものですから、当日の朝に家を出ると間に合わないため、前日から2泊3日で試験に臨みました。
今日は、その時の様子を、失敗談を交えて紹介したいと思います。
宿泊先で大騒ぎ!
宿泊先は、毎年、私の高校が使っている宿をみんなで予約していくものですから、部屋も同級生と同じところになりました。(例年、同じようです)
いざ、試験の前日、同級生と一緒に電車に乗って試験会場のある町へと向かいます。
同級生のS君は当時大流行していたウォークマンで音楽を聴きながら電車に乗り込んできたものですから、みんなの注目を浴びていました。
私も初めて見るウォークマンを恨めしそうに眺めたり触ったりしていた記憶があります。
ほどなく、電車が駅に着いたので宿泊先へと歩いて向かいます。
田舎と違って、高いビル群がそびえているものですから、目をきょろきょろさせながら歩いていきました。
宿に荷物を置いて、会場へ歩いて下見に行きます。
はじめての会場(大学)なので、大学の構内の配置や教室の位置などを確認し、万全の体制で試験に臨みました。と言いたいところなんですが、男子高校生3人が同じ部屋なものですから、勉強もしないで騒いでいて、宿の人から他の宿泊客(他の高校の受験生)から苦情が出てしまいました。
1日目:文系の試験で撃沈!
そんなこんなで、試験前日は勉強もしないまま遊んでしまい、翌日、試験会場へと向かいました。
その日(1日目)は文系の科目でしたが、我々3人は理系志望なものですから、結果は散々で、うなだれるようにして宿へと帰ってきました。
2日目:理系の試験でも挽回できず!
明日(2日目)はみんな得意分野の理系の科目でした。
私たちは前日の反省からか、夕食後、寝るまでの間、まじめに勉強に励みます。
S君もウォークマンをカバンにしまって、数学の参考書を広げて黙々と勉強中でした。
私も負けじと就寝時間まで、参考書に目を落とすのでした。
そしていよいよ最終日の2日目の試験が始まりました。
理科は予定通り点が取れた感触がありましたが、一番の稼ぎ頭と思っていた数学で大変なことが起こりました。
そうなんです。
満点を目指していた(かどうかはわかりませんが?)数学、半分しかとけませんでした。
模擬試験では8~9割ほど取っていたものですから、少し油断をしてしまい、年末からは不得意な文系の勉強を中心にしていたものですから、簡単な問題もうまく解けなかったのです。
顔面蒼白、放心状態なまま、帰りの電車に乗って家へと帰っていくのでした。
余談ですが、この年の数学はこれまでと傾向が違っていて、我がクラスで数学が一番できるウォークマンを持っていたS君も数学で失敗したことが分かり、二人で一緒に慰め合いました。
最後に
大学受験でその後の人生がすべて決まってしまうわけではありませんが、それでも、後で後悔しないよう、万全の体制で臨みたいものです。
新型コロナが中々収束しなくて大変だと思いますが、健康管理には気を付けて、最後まで頑張ってください。