学校も春休みが近づいてきました。
私の高校生の時の話ですが、お小遣いとして月5千円をもらっていましたので、学生の身分としては、割と裕福(?)な方だったと思います。それでも、少しでも自由なお金が欲しいと思いまして、学校では禁止されていたアルバイトを、1年生の春休みにしました。
ただ、田舎なものですから、飲食店も少なく、適当なバイト先が見つからなかったものですから、親戚の土建屋さんにお願いして、1週間のアルバイトをさせてもらいました。
勤務は月曜日から土曜日の5日間で、朝の8時から5時までの勤務でして、朝、母親に作ってもらった弁当をもって自転車で親戚の家に行くと、そこからは、おじさん(従業員)の車に乗って仕事場へと向かいます。
仕事の内容は道路工事現場や建築現場のガラクタの廃棄処分やセメントの入った袋や木材等の資材の運搬、倉庫内の片付けなど、一日中重いものを持って運搬する仕事でしたので、夕方になるとヘトヘトになって帰っていました。
それでも、こちらから頼んでアルバイトをさせてもらっているので、文句も言わず、必死になって作業に従事しました。
アルバイト代なんですが、1日働いて2千円という、今では考えられない金額でした。月曜から土曜まで働いて1万2千円也、初めてのお給金です。
この時ばかりはお金のありがたみを感じることができたので、とてもいい経験をさせてもらいましたが、1日8時間働いて2千円、時給にすると250円。40年前の話とはいえ、割の合わない仕事だったと思います。