前回の記事はコチラ>>同窓会でK子さんと再会し再び恋に落ちる!?
同窓会から2週間後の日曜日。
私たちは、近くの駅で待ち合わせた後、K子さんのリクエストで、駅から500mほど先の小高い丘の上にある公園へと歩いて行くのでした。
公園に着くと、ベンチに座って何気ない話をしていました。
しばらくして、ふとK子さんを見ると、公園から見える街並みをぼんやり見つめています。
そして、あるビルを指さしながら、一言「あそこのビルに好きな人がいるの」と言うではありませんか。
K子さんを見つめたまま固まってしまった私にお構いなしに、そのビルを見ながらさらに話しを続けるのでした。
どうも、K子さんは社会人の人に恋をしているようで、この時はまだ付き合ってはいなかったようですが(その後もどうか分かりませんが)、既に気持ちはこの社会人の方へ向いていました。
K子さんは1年前の別れが中途半端に終わったことが気にかかっていたようでして、きれいにしたかったとのことでした。
私は、話を聞きながら、既にK子さんは私の手の届かないところに行ってしまったんだなと、実感しながら見つめていました。
そして、K子さんのすっきりしたような笑顔を見ていると、私の心も、なんだか晴れやかな気持ちへと変わっていきました。
そして30分後、二人は2度めの別れのあいさつをして、帰って行くのでした。