轍(わだち)

これまでの足跡や日々の感じたことを紹介していきます

仕事に出かけてオリンピックを観戦する

K先輩ネタをもう一つ紹介します。ちょうど、夏のオリンピックが開催されていた時期のことです。K先輩の運転する公用車に乗って現地に仕事に出かけて行きました。いつものように、行先を私に知らせるでもなく、快調に飛ばして現場へと向かって行きます。

 ほどなく、一軒の大きな家に到着すると、さっそく広い庭に車を止めまして、倉庫の中に入って行くではないですか。

 誰の家なんだろうと思いながら後を追って一緒に倉庫の中に入って行くと、なんということでしょうか。そこには、一般県民の方が4、5人、イスに座ってオリンピックを観戦しているではないですか。

 後で聞いて分かったのですが、その家は、K先輩が日ごろから親しくしていただいている人の家だったようで、その日は近所の人と一緒にオリンピック観戦をするということで、K先輩も誘われていたようでした。

 倉庫内ではお酒やつまみやらがいっぱい並んでいまして、K先輩は飲めない体になっていたものですから、私が代わりに飲め!と言われるものですから、勤務時間中ではありましたが、先輩の指示に従い、注がれるまま、お酒を飲んでオリンピック観戦をするという任務を夕方まで勤めるのでした。本当に古き良き(?)時代でした。