轍(わだち)

これまでの足跡や日々の感じたことを紹介していきます

高校のマラソン大会~女子生徒の大声援を受けてゴール?!

冬になると、あちこちでマラソン大会が開催され、一般の人も楽しそうに走っている様子がテレビ画面に写っています。

私は短距離走こそ得意でしたが、持久力がないのか、長距離走は昔から苦手でした。

散歩こそ毎日30分歩いているのですが、3,4時間かけて42.195kmを走る市民ランナーを見ていると、どこにあんな体力があるのか不思議でなりません。

そんなこんなで

今日は、私の高校時代の苦いマラソン大会の出来事を紹介したいと思います。

 

全校生徒全員でマラソンを走る

私が高校生の頃(今でもあるかな?)、2月になるとマラソン大会が開催されていました。男子は10km、女子は5kmのコースを走るのですが、ゴールの学校へは女子生徒の方が早く戻ってきます。

そして、男子生徒が学校の校門をくぐりますと、ゴールまで100mほどの直線道路が待ち構えており、両サイドには、既にマラソンを終えた大勢の女子生徒が、今か今かと男子生徒の帰りを待っているわけです。

そのため、男子生徒全員が、女子生徒の大声援と拍手を受けながらゴールをするという、なんともうれしいような、恥ずかしいような経験を味わうことになります。

高3最後のマラソンを友達と仲良く気持ちよく走る!

あれは忘れもしない3年生のマラソン大会でした。少し肌寒い快晴の中、私は友達3人と一緒にマラソンをスタートしました。

男子のコースは、学校から川沿いをゆるやかに登っていくコースになります。そのため、前半の登りは無理をせず、3人で景色を楽しみながら、ゆっくりと走っていました。

 

そしてマラソンも後半、5kmの折り返し地点からは、逆に川沿いを下っていくことになるので、3人の足取りも軽快になってきます。次第にみんなのペースが上がっていきまして、気が付いたら5人、10人と男子生徒を次々と抜いて行くではありませんか。

こうなってくると気持ちがいいもので、高校3年生の体力が有り余っている時期でもありましたので、私も調子に乗って3人について行きます。

 

それでも、さすがにゴールの学校が近づいて来るころには、かなり体力が消耗してしまい、最後は、友達について行くのがやっとの状態で、ほぼ余力がないまま、学校の校門をくぐって行きました。

ゴール前の猛ダッシュについて行けず完敗

するとどうでしょう。

さっきまで一緒に走っていた3人の友達は、女子生徒の「キャー、頑張ってぇ~!」という黄色い大声援と割れんばかりの拍手を受けると、調子に乗って、さらにスピードを上げて軽やかに走り抜けて行き、最後は3人でデットヒートを繰り広げながらゴールへとなだれ込んでいきました。

 

一方、私はというと、みんなについて行きたい気持ちとは裏腹に、両足はすでに限界に達していたものですから、あれよあれよという間に、一気に差を広げられてしまいました。

結局、最後は一人寂しく、女子生徒の大声援と拍手を一身に浴びながら、トボトボとゴールへと向かって走るのでありました。

ラソン大会

今でも、あの時のマラソン大会のことを思い出すと、情けないやら、恥ずかしいやらで、悔しい気持ちになります。