バスケットボール部を断ってから数日後、今度は、体操部(?)からお声がかかってきました。
どうも、2年生の男子の先輩(Mさん)が部長で、女性の先輩4人の計5人で体操のようなダンスのようなことをしていました。
私は、オリンピックの体操競技を見てバク転が得意だということもあり、面白そうだし、ガッツリ系の部活でもなかったので、友達4人と一緒に入部することにしました。
また、近くの中学校には女子の体操部があって、その学校から来ていた1年生の女子に地区大会で優勝した人(C子さん)がいることが分かりました。
どんな子なのか興味もあったものですから、早速、我々1年生4人で勧誘しにいきました。
教室について同じ中学の同級生に聞くと、有名なのかすぐに教えてくれました。
ちょうど友達(D子さん)と2人でいたものですから、近づいて声をかけますと、割とかわいい顔立ちで、スポーツもできそうに見えたので(地区大会で優勝していますから当たり前なのですが)、「一緒に体操をしませんか!」と、なぜか上から目線で勧誘するのでした。
C子さんも、いきなり声をかけられた割には、いやそうな表情をするでもなく、「ちょっと考えさせて」との返事でしたので、「放課後、舞台で待ってま~す!」と笑顔で手を振って教室を後にしました。
ほかにも、私と同じクラスの女子にも声をかけていたせいか、結局1年生の男子5人、女子5人(C子さんとその友達も含む)が新たに体操部に入部することになりまして、我が体操部は5人から15人の大所帯になったのでした。
また、部員が増えたものですから、空いた部室も使うことができることになり、体操部(?)も部活らしく活動ができるようになりました。
【続く】