轍(わだち)

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野球部に天罰が下る?夏の大会で1回戦コールド負けを喫する!

我々から部室を取り上げた野球部。。。

夏の県大会の1回戦では、いきなり1日目の第一試合でU高校と当たることになりました。

当時、U高校は弱小高校と言われており、我が高校の野球部でも楽に勝てるとの公算があったものですから、全校生徒で応援することになりました。

バティングマシーンのために部室を取り上げられた我々体操部も、仕方なく球場へと足を運んで応援することになりました。

 

そして、試合開始のサイレンがなりました。

予想通り、我が高校のチームは幸先よく先制点を獲得していいムードで回が進んでいきます。

と、その時です。

相手チームのピッチャーの交代がつげられたのです。

どうも1年生ピッチャーのようなんですが、これがもう、すごい剛速球をバンバン投げるではないですか。

案の定、我がチームは当りもかすりもしません。

すぐに追いつかれて、逆転を喫してしまい、その後も点差は開いていく一方です。

 

耐え切れずに我が体操部の元キャプテンがリリーフで登板するも、味方の援護がなく、結局、1回戦コールド負けを喫するのでした。

 

その時、バッティングマシンの保管場所に我らの部室を取り上げたバチが当たったと、アルプススタンドで、ほくそ笑んでいる体操部の部員たちがいました。

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