轍(わだち)

これまでの足跡や日々の感じたことを紹介していきます

足が届かない自転車で練習するも試験で不合格!

足が届かない自転車で練習を敢行!

私が通っていた小学校では、自転車の免許証なるものがありまして、春の試験に合格しないと1年間、自転車に乗ることができませんでした。

小学校の1、2年生の頃、我が家に子供用の自転車はありませんでしたが、代わりに、昔のトーフ屋さんが乗っているような自転車が1台ありました。

 

しかたなく、この自転車で運転の練習をすることにしました。

とは言っても、足が届かないものですから、家の前の幅2mほどの道路でブロックの縁石(高さ30~40cm)に足を置いて自転車のサドルに座り乗っていました。

ただ、ペダルにも足が届かないものですから、ペダルが上に来た時だけペダルを漕ぐ感じで自転車に乗って練習していました。

そんなこんなで

1年生の終わりごろには、運転のコツをつかんだように思いました。

 

自転車運転免許試験に挑戦

そしていよいよ2年生になりました。

早速、試験にエントリーしまして、学科試験は見事パスをすることができました。

そしていよいよ、実技試験です。

グランドにはあちらこちらにポールが立てられ、白線が縦横無尽に描かれていました。

コースは簡単そうに見えたので、早速、友達の自転車を借りて試験に臨みました。

がしかし、普段の練習用の自転車と違って、当然、足が届く自転車なものですから、いつもと勝手が違って思うようにいきません。

右へ左へふらふらしながら進んでいくものですから、あえなく不合格通知をもらってしまいました。

 

新しいママチャリで再試験に挑戦!

やはり、足の届かない自転車で練習してもだめだということがよ~く分かりました。

それからは、自転車を買ってもらえるよう両親に交渉するも、母は自転車に乗れないものですから、中々OKが出なかったのですが、しばらくすると、ママチャリが我が家にやってきました。

 

まあ、私用というよりも姉もいたので、一緒に使いなさいとのこと。

早速、ママチャリで運転の練習をして、3年生の時の試験では、めでたく合格し、免許証を手に入れることができました。

 

近くの公園には自転車が走れるコースがあり、ヘルメット姿の小さな子供が自転車に乗って練習をしている光景を見かけますと、昔のトーフ屋さんが乗っているような自転車に乗って練習をしていた頃を思い出して、なんだかほっこりとしてしまいます。