私が就職したころ、定年前の方々が数人いらっしゃいました。
もう40年近く前でしたが、頭は剥げて白髪交じりで、顔中しわだらけ、いかにも「定年まじかのおじいさん」という感じだった記憶があります。
仕事も第一線でバリバリ働くでもなく、一日中、席に座って口には禁煙パイポを咥えていた方もいました。
現在、自分がその先輩の年を迎えているわけなのですが、「周りの若い人から、当時の私が見ていたのと同じように見られている」との認識がまったくありません。
今年の3月に定年退職された人を見ても、髪が黒かったということを差し引いても、40年近く前の定年退職まじかの人と比べ、「若い!」「退職して隠居するには早すぎる!」と思ってしまう印象がありました。
食生活や時代背景が違いますし、寿命も長くなっていることも関係しているのかなと思っていますが、「まだまだ若いもんには負けん!」ぐらいの気構えが必要なのかなと思います。
それでも、あまり意気込んで前へ出ると嫌われるので、ほどほどがちょうどいいかなと思っています。