轍(わだち)

これまでの足跡や日々の感じたことを紹介していきます

出世と退職時期について思うこと

60歳が近づいて来ると、誰もが考える退職、私も残り1年を切って、改めて実感として湧いてきているところです。

 

今年3月の人事異動の発表を見ると、50歳すぎの人が早々に退職する事例も多く見られていましたが、いずれも係長から下の方で、管理職で定年前に辞められる人はいませんでした。

確かに50歳を過ぎて係長ポストまでの人であれば、先が見えてしまって、モチベーションを維持するのは大変だと思います。

 

私も、同期に比べて「長」が付くポストに就くのが遅かったものですから、毎年、3月の異動の発表から4月の新年度が始まるまでの間は、悶々とした日を過ごしていたように思います。

いくら自分で仕事を頑張っていても上司の評価は別でして、何でこの人がという人事も多く、やりきれない気持ちで4月を迎えることが多かったように思います。

 

部下に嫌われて出世する人、部下に慕われて出世する人、部下に慕われているのに出世しない人、部下に嫌われて出世もしない人。

いずれにしても、退職すればただの人に変わりはないわけでして、どう、自分と折り合いをつけるかの問題ではないかなと思います。

 

まあ、中には、部下から嫌われていることを自覚していない上司もいて、これが一番始末が悪いわけです。

こういう人は、退職しても偉そうに先輩面して職場にやって来ます。

みんな黙って知らんぷり、管理職だけは作り笑いをして対応しているケースを多々ありました。

 

これからは、定年も65歳へと延長されていき、年金をもらい始める年齢も上がっていくわけなので、いかに生きていけるすべを身に付けて行くか、早い時期から考えておく必要があると思います。

出世できない!