続き。
【前回の記事はこちら>>>夜の街を車で爆走するも二人の間には冷たい空気が流れる】
9月に入っても、私は勉強が手に着かず、悶々とした日々を送っていました。
頭の中ではK子さんへの思いが募る一方です。
それでも、会うたびに「浪人生の分際でデートなんかおこがましい!」「浪人生と付き合っているK子さんがかわいそうだ!」との思いが大きくなっていったものですから、これはもう、私がK子さんを縛り付けておくのはよくない、白紙に戻した方がいいと勝手に思うようになりました。
ただ、もう、会って話す勇気もないほど、自己卑下に陥っていました。
そこで、手紙を送ることに決めまして、これまでのお詫びとお別れの言葉を手紙にしたためて、ポストに投函してしまうのでした。
同じ下宿先に友達はいましたが、浪人生というのは孤独なものです。
誰にも相談することもなく、勝手に思い詰めて「さよなら」を決め込んでしまう。。。今考えても、変な考えをしていたなと思ってしまいます。
【次回はこちら>>>終焉~手紙とネックレス!BGMは「素直になれなくて」】