前回の記事はこちら>>>受験生なのに4度目の恋に落ちる⑤~席替えでいつも隣同士~
お別れ遠足では最初で最後のツーショット写真だったのに。。。
紅葉がきれいな11月のある日、高校生最後の遠足がありました。当時(今も?)貸し切りバスで少し離れた公園へと向かいました。この時私は、仲の良いK君やM君、N君たちと行動を共にしていまして、一緒に弁当を食べていました。するとN君がリュックサックからフィルムカメラを出してきて、一緒に写真を撮ろうと言ってきました。
当時、個人でカメラを持っている人は珍しいものですから、早速、紅葉のきれいな場所を探しに園内を回ります。すると向こうにK子さんとS子さんが歩いているものですから、「お前ら二人のツーショットを撮ってやるからそこに並んで」と、うれしいN君の声。
K子さんも、少し恥ずかしそうに遠慮していたのですが、これはチャンスとばかり、K子さんに近づいて行きまして、仲良く、二人で初めてのツーショット写真を撮ってもらうことができました。
結局、撮ったのは1枚だけでしたが、それでも大満足です。その後は男友達みんなで写真を撮って遊んだりして、最後の遠足を楽しんで帰ってくることができました。
しかし、後日、大変なことが発覚します。写真フィルムを現像してもらってツーショット写真をいただいたのですが、なんと、ボケているではないですか。
そうなんです。当時のカメラは自動フォーカスではなく、手動でした。N君は目が悪いのにメガネをかけていないものですから、焦点が合ってなかったのです。
N君は、一瞬固まってしまった私を見て、申し訳なさそうにしていましたが、今更取り直すこともできず、残念な思いをしてしまいました。
(結局、K子さんとのツーショット写真は、このボケた写真1枚だけとなりました)
つづきはこちら>>>受験生なのに4度目の恋に落ちる⑦~通学中でもラブラブ?~