轍(わだち)

これまでの足跡や日々の感じたことを紹介していきます

中学校では吹奏楽部を1週間で退部してしまう

中学校に入ると部活動をするように言われます。

特に強制ではないのですが、友達2人から吹奏楽部に一緒に入ろう誘われまして、何の気なしに入部することになりました。

(好きになったR子さんも吹奏楽部でクラリネットを担当していましたが、入部当時はまだ恋が芽生えていない時でした。)

ただ、動機が動機なものですから、特にやりたい楽器もなかったので、フルートやピッコロ、トランペットなど、知っている楽器を色々吹いてみると、なんと、いずれの楽器も最初から音が鳴るではないですか。

上級生の先輩からも「すごい!」と言われていい気になってしまい、一番かっこよかったトランペットを担当することに決めました。

今思うと、小学校の時に購読していた学研の「学習」の付録でもらったピッコロのおかげだと思っています。なぜかというと、このピッコロ、中々音が出なくてかなり苦労をして音を出せるようになったことで、吹奏楽器を鳴らすコツを身に着けたのではないかと思います。

そんなこんなで、私の吹奏楽部の部活生活が始まり、トランペットの音もだんだんと良い音色を奏でるようになってきましたが、何か物足りない気持ちを抱えるようになりました。

一緒に入部した友達も、浮かない顔をしているものですから、部活の帰りに聞いてみると、いずれも「吹奏楽部をやめたい」とのこと。やめるなら早い方がいいとの意見が一致し、入部して1週間たらずでしたが、3人で一緒にやめることを決意して顧問の先生の基へ行きました。

顧問の先生からは、「すぐにやめるような人は何をやっても続かない!」を言われ、それから30分以上もの間、説教をされてしまいました。それでも3人の意思は固く、ほどなく退部を認めてもらうことができました。

トランペット奏者